石川県金沢市（金沢南地区）の運動器傷害を専門とする治療機関

足底板（インソール）療法

　二足歩行を行う人間にとって、四足歩行動物と異なり、足の裏面で地面をとらえる際、重心がどの部分にかかってくるのかということが、身体に対してとても大きく影響します。
　そこで、靴の中敷き（インソール）に衝撃吸収素材を挿入し、足底面にかかる重心の位置を補正することにより、歩行時の痛み、立っているときの痛み、運動時の痛みを軽減し、さらには運動のパフォーマンス向上を可能にすることもできます。
　足底面にかかる重心が安定、改善することにより、地面から足首、膝、腰へかかる力方向も改善し、足以外の身体の障害も改善することもあります。
　この足底板療法は、運動パフォーマンスを向上させたい方、歩行や立っている姿勢で痛みを感じる人を対象とします。外反母趾や扁平足の方、シンスプリント症候群など広く適応します。
　また足底板療法は、個々の個体差を考慮しなければならず、その対象者の病状を解剖生理学的に分析し、その方に適した重心方向を誘導できるように、形状、厚み、大きさ等を決定し作成します。

　当院で作成する足底板の材質は、「ソルボ」と呼ばれる衝撃吸収素材を使用しております。地面からの床圧力を多方向に分散させる力に優れており、衝撃を吸収させる方法と、適正な方向へ重心補正を目的とします。
　
　多くのプロスポーツ選手に使用され、効果を発揮しています。

　 ご自分の靴底を一度、ご覧になり、もし片べり（外側だけが著しくすりへっているなど）があるようでしたら、足底板により重心の補正を行うことにより、関節変形の進行を予防できることも期待できます。

　ご関心のある方は、一度ご連絡ください。

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